園庭に吹くさわやかな風が、子ども達の頬を優しくなでているようです。 戸外に出ると、5歳児が育てているヘチマのトンネルの下で、3歳児が上を見ていました。近づいて横に座ると「見て!大きいキュウリみたい!」と大きく生長したヘチマを指さして驚いていました。 見上げたヘチマの実や茎、葉の背景に美しい水色の空が広がり、秋を感じさせるとても心地よいひとときでした。 ミカンの木には緑色の実がなり、5歳児が育てているワタの実が開き、真っ白でふわふわの綿が飛び出しています。 秋風に誘われて園庭に出た子ども達が、自然の変化や不思議を感じる機会を大切にしていきたいと思います。
2学期が始まり、2週間がたちました。 子ども達は、朝の涼しい時間帯に、園庭で体を動かして遊ぶことを楽しんでいます。 3歳児は「かけっこ」が大好きです!「よ〜いどん」でゴールにいる先生のところまで力いっぱい走ります。 思い切り走ることが楽しくて、何回も何回もスタートに戻り、走りに行く子どももいます。 4歳児がバルーンで「気球」をつくっています。バルーンを高く上げてみんなで中央に寄ると、バルーンの中に空気がいっぱい入って気球のように膨らみます。ここが一番のお気に入りです! カラフルなバルーンに惹かれて、テラスから3歳児が真ん中組さんの様子を見ています。 縄跳びにリレー、和太鼓など、5歳児はいろいろな遊びに意欲的にチャレンジしています。 力いっぱい遊んだ後も、運動用具は自分たちで片づけます。一人では重い用具は「手伝って!」と友達と声を掛け合い、最後まで自分たちで片づけています。 遊びや活動を通して、体を動かす心地よさや、力いっぱい活動する充実感を味わってほしいと願っています。
保育中に、大規模地震が生じ、幼稚園での保育が危険であり、早急に降園する必要があると判断した場面を想定し、災害時引き渡し訓練を行いました。 地震発生の放送を聞き、担任の指示に従い、机の下や保育室の中央などで、一番大切な頭を守るように抱えて避難しました。 一旦地震がおさまったと仮定し、再び放送で、地震の状況から、早急に降園する必要があることを伝えると、子ども達は帰りの準備をいつもよりも早く済ませようと、急いで行動する姿が見られました。 迎えに来られた保護者の方は、引き渡しガイドラインの手順に従って、緊張感をもって参加してくださいました。 降園時、「今日は家に帰るまで避難訓練やで」と、子どもが保護者に話している声が聞こえてきました。 保護者の皆様のご協力を得て、急な災害に備えた「災害時引き渡し訓練」が実施できました。