５歳児さんは、毎日リレーを楽しんでいます。
始めは、自分自身が勝った！負けた！と言っていましたが、繰り返すうちに少しずつ学級の勝敗として捉えられるようになってきました。友達の姿に目を向けて応援したり、認め合ったり…。真剣に取り組むからこそ勝敗に対して少しずつ喜びや悔しさが強くなってきて、走り方や走る順番に関心を向け、勝つための方法を学級で相談して繰り返し楽しんでいます。
学級の友達と「勝ちたい」という同じ思いをもち、『仲間』を感じながら、それぞれが自分のもつ力を発揮しようとする姿がたくさんあり、日に日に力強い走り方になってきています。
リレーが始まると、３歳児さんや４歳児さんも注目するようになり、あちこちで応援する姿がたくさんあり、あたたかい雰囲気が広がっています。

２学期になり、園庭にかけっこのラインが毎日引いてあるのを見て、子ども達は自然と走り出すようになりました。
去年の経験から「よーいどん！しよう」と自ら先生や友達を誘い走ることを何度も何度も楽しみ始めました。
４歳児さんが学級でかけっこをするのを興味津々で見ていた３歳児さん。先生の誘いもあって、４歳児さんと同じように並んで順番にかけっこを始めました。
楽しそうな雰囲気、みんなで楽しむ雰囲気が広がっています。

物部幼稚園では、今年は地域とのつながりの機会作りに力を入れています。
今日は、古高自治会長さんをはじめ、地域の方々のお力を借りて、５歳児さんが古高にある吉川川で川遊びを体験しました。川遊びの道具（ザル、バット、たも網）をお借りし、早速、川の中を探索し始めた子ども達。なかなか生き物が見つからず苦戦する中、道具の扱い方や生き物のつかみ方のコツを地域の方から教えてもらい、夢中になって生き物探しを楽しみました。
小さなカマツカという魚やヌマエビ、ヤゴ、シジミ、カワニナ、タニシ、ザリガニなど…たくさんの生き物に出会い、捕まえることができました。昔のお金（寛永通宝）も見つかりました！
捕まえた生き物の名前を教えてもらい、みんなで観察した後、川を守るためには生き物を元の川に戻すことの必要性を教えてもらい、持ち帰りたい気持ちを我慢して、みんなで「元気でね！」と言いながら捕まえたものを川に戻しました。
身近な川にこんなにたくさんの生き物がいることや、川遊びの心地よさや楽しさを存分に味わえる貴重な体験をした一日となりました。今度行く時は、生き物探しだけでなく、川をきれいにするためにゴミ拾いもしよう！という声もあり、川を大事にしたいという気持ちが高まる機会にもなりました。
今日の活動を支えてくださった地域の皆様、本当にありがとうございました。