畑で収穫した玉ねぎとジャガイモを使ってカレーパーティーをしました。登園後、５歳児が玉ねぎの皮むき、４歳児がジャガイモを洗い、職員室へ「カレー作ってください。」と持ってきました。同時にそれぞれの学級で育てている収穫したばかりの夏野菜も持ってきて「これも一緒にいれてください。」見ると、４歳児はつやつやのナスビ。５歳児はナスビにプチトマト、ピーマン、枝豆、オクラと夏野菜が勢ぞろいしていました。
　早速、職員室で調理をはじめ、学級それぞれの材料が入るようにお鍋を別にして煮込みました。待ちきれなくなった子ども達が、職員室側のテラスから「もうできたー？」とのぞきに来ました。お鍋のふたを開け、湯気がぶわ〜っと出るのを見て「うわ〜！」と大歓声。カレールーを入れる前から「いいにおいしてきた。」と大はしゃぎでした。
　各学級での会食となりましたが、一人一人持ってきた白飯の上にトローっとルーをかけてもらい、こぼさないよう自分の机まで運びました。いただきますと同時に「おいしい！」「おかわりある？」と言いながらほおばっていました。３歳児は、「ほたるぐみさん、みさきぐみさん、収穫して調理のお手伝いをしてくれてありがとう。」と言いながら、みんなで同じカレーを食べることに喜んでいました。４歳児は、「ナスもおいしい。」とクラス前で採れた野菜がカレーに入っていることを喜んでくれました。５歳児は、とても色どりのよい夏野菜カレーが出来上がり、「ピーマンあった。」「枝豆が入ってた。ラッキー。」と堪能していました。
　子どものおいしそうな表情は、本当に幸せな気持ちになりますね。

　助産師の荒川育美さんを講師にお迎えして命の話や子育てについてお話を聞きました。
　「赤ちゃんが生まれてきてから、24時間、365日ずっとお母さんでいて、本当に毎日頑張っていますね。」と優しい口調でお母さんたちの表情を見ながら語ってくれました。子どもが生まれて、初めてお母さんになること。毎日大変なことも多いけど、子どもに育ててもらってお母さんになること。せっかくお母さんになったのだから、今たっぷり子どもと関わって、なんでも面白がって！とエールを送ってくださり、参加してくださった保護者さんも、何度もうなずきながら話を聞いていました。あの時どんな思いで出産したのか、生まれてきてくれてありがとう。お母さんにしてくれてありがとう。と思えた温かい講演会でした。

　速野小学校の1年生と速野学区の５歳児が地球市民の森で交流活動をしました。速野幼稚園のほかに、ひなぎくこども園と速野カナリヤこども園の５歳児さん達が一堂に会し活動するのは、コロナ禍の前の３年ぶりです。
　ふれあいゾーンの芝生広場で、１年生とペアになって並び、小学校の先生の話を聞きました。ペアのお兄さんお姉さんと一緒にグループでウォークラリーをするという内容でした。少し緊張した表情で出発しましたが、１年生と一緒にポイントを回り、鳥のさえずりを聞いたり、草相撲をしたり、お目当てのものを見つけたりして楽しく活動ができていました。
　１年生のお兄さんお姉さんにリードしてもらって遊んだり、自分たちのほかにもたくさんの５歳児さんがいることを知ったりできました。